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2016年10月31日

テンニンソウ 命名の謎 とミカエリソウ

花の名前は、情緒的で綺麗な物から、かわいそうになる位酷いものまで色々ですが、今回は天人草という高貴な名が付けられた花と、その仲間です。

日本の北海道、本州、四国、九州に分布する花 テンニンソウ。
漢字では天人草と書くのですが、なぜその名になったのかは、はっきりしていません。


テンニンソウ シソ科 テンニンソウ属

テンニンソウ-1601_770.jpg

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開花で包葉が剥がれ落ちるのを、天人が花を撒くのに例えた・・・とか、
花が下から上へと咲き上がる様子を天の花に例えた・・・とか、
花の集まりを天女の舞いに見たてた・・・とか、
諸説あるようなのですが、一番有力な説は、
この写真の上の方、穂状の蕾が天人の顔のように見えるから・・・だそうです。

今一つピンとこないですね、写真によるかもですが(^_^;)



テンニンソウ-2-770.jpg

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日本固有種で、北海道、本州、四国、九州に分布します。
4本の雄しべと1本の雌しべが長く突出してます。


ミカエリソウ シソ科 テンニンソウ属

ミカエリソウ-1601-770.jpg

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天人草と同じ科属の見返草(ミカエリソウ)です。
美しい花なので思わず見返るというのが命名ポイントです。
色が派手だし、花穂全体にまで咲き上がって群生していたら、思わず見とれてしまうかもですね。
本州の中部地方以西に自生しています。




posted by アシタカ at 16:00| Comment(2) | TrackBack(0) |

2016年10月21日

ビーム発射口みたいなオヤマボクチとゴボウの花

今回は北海道・本州・四国の山地に生える多年草、オヤマボクチと、
これと見た目そっくりな花2つをUPします。


オヤマボクチ キク科 ヤマボクチ属

オヤマボクチ-1501_770.jpg

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なんかSF物のビーム発射口みたいでカッコいいと思うのは私だけでしょうか、きっとそうですね(^_^;)
雄山火口(オヤマボクチ)は大きいヤマボクチという意味で、火口(ボクチ)は、火を起こす際に綿毛を用いたとのことからです。
また長野県飯山市では、葉の繊維を蕎麦のつなぎに使うそうです、粘りっこいそばが打てるとか。


ゴボウ キク科 ゴボウ属

ゴボウ-1501_770.jpg

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牛蒡(ゴボウ)の花です。
金平ごぼう、大好きです(^^)
日本では自生していませんが、江戸時代から明治にかけて食すようになったとか。
花の向きが斜め上になりましたね。


オオバナオケラ キク科 オケラ属

オオバオケラ-1601_770.jpg

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大花朮(オオバナオケラ)、中国原産で、日本に自生するオケラに比べて花が大きいです。
白朮(ビャクジュツ)と称する生薬のために栽培されています。
花の向きが真上になりました(^^)

関係ないですが、オケラというコオロギみたいな昆虫がいますね。
子供の頃、この虫が夜中にジージー鳴くのを、ずっとミミズの鳴き声だと思ってました。
東京に来てからは一度も聞いたことが無いのですが、今思うと懐かしいです。


posted by アシタカ at 16:23| Comment(4) | TrackBack(0) |

2016年10月16日

虫をぶっ叩く花 スティリディウム・デビレ

オーストラリアには、トリガープランツと言われている、超凄い技を持ったな植物群が自生しているそうです。
何が凄いって、目にも止まらぬ速さで蕊が虫を叩くのです。


スティリディウム・デビレ スティリディアケアェ科 スティリディウム属

スティリディウム・デビレ-770.jpg

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そのトリガープランツの中の一つがこれ、スティリディウム・デビレ
左にあるのは1円玉の一部、かなり小さい花なのです(^_^;)
花の真ん中から飛び出ているのは蕊柱(ずいちゅう)と言いまして、雄しべと雌しべが一緒になったものです。
花に虫が止まるとこの蕊柱が一瞬のうちに回転して虫を叩くのです。
百聞は一見にしかず、YouTube の動画でどれだけ速いかご覧ください。




メチャ速いですね、これでは虫は逃げられないでしょう。
虫を叩いた蕊柱は5分位かけて元の位置に戻るそうです。
その動画がこちら。



(以上2つの動画は、イギリスのヴェントナー・ボタニック・ガーデンが作成したものです)
この一連の動作により、花粉を虫に運んでもらうようになっているのですね。
最初の写真は蕊柱が元に戻る途中だったようですね、撮影時、私はてっきり虫を叩く前かと思いました(^_^;)



スティリディウム・デビレ-2-770.jpg

[クリックすると、花の一つ一つまで確認できます]

一応全体写真なのですが、ゴチャゴチャしてますね(^_^;)


posted by アシタカ at 23:54| Comment(2) | TrackBack(0) |

2016年10月11日

絶滅寸前の花 エゾルリソウ、ナンブトラノオ、ツクシイワシャジン、+1

今回は、最近撮りました絶滅危惧種の花を集めてみました。
環境省のレッドリスト2015を参照しています。


エゾルリソウ ムラサキ科 ハマベンケイ属

エゾルリソウ-1602_filtered.jpg

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蝦夷瑠璃草は、日本固有種で北海道の高山に分布します。
絶滅危惧TA類(CR)で、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」とされています。
蕾の時は赤紫色で、開くと青色になります。
8月に咲くやこの花館で撮影しました。


ツクシイワシャジン キキョウ科 ツリガネニンジン属

ツクシイワシャシン-1601_filtered.jpg

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筑紫岩沙参は、宮崎県と熊本県の山地の岩場に自生します。
同じく絶滅危惧TA類(CR)です。
長く伸びた柱頭(めしべ)が特徴ですね。
京都府立植物園にて撮影です。


ナンブトラノオ タデ科 イブキトラノオ属

ナンブトラノオ-770.jpg

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南部虎の尾、岩手県早池峰山の岩石地にのみ自生する花です。
こちらも絶滅の危険性が極めて高い絶滅危惧TA類(CR)です。
ハルトラノオの背を高くしたような感じでピンクが可愛いです。
咲くやこの花館で撮影しました。


チャポディア・スプレンデンス アカネ科 チャポディア属

チャポディア・スプレンテンス-770.jpg

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チャポディア・スプレンテンス、これは日本の花ではないので環境省の絶滅危惧種とは違いますが、絶滅の宿命を負わされた花、でしょうか。
京都府立植物園がサンフランシスコ植物園から3本の枝を譲り受けてその内1本のみが活着し、2013年8月に日本で初めて開花したものですが、自生地のメキシコの山地では絶滅してしまったそうです。
あとこの花は自家受粉では種子ができないので、どこかに他の株が残っていないと、クローンで維持するしかないという事でしょうか。

植物・動物が1つ絶滅すれば、それだけ人類の滅亡が近づくのではないかと、いつも思っています。
遺伝子操作の行く末も心配です。
豊かな自然をどうすれば守れるのか、国も、企業も、個人も、もっと考え、行動しないといけないと思います。


posted by アシタカ at 23:46| Comment(4) | TrackBack(0) |

2016年10月06日

風車の花 エンシュウハグマ

日本固有種で、静岡県と愛知県を中心に自生する花、エンシュウハグマ。
箱根湿性花園で今年やっとちゃんと撮れました。


エンシュウハグマ キク科 モミジハグマ属

エンシュウハグマ-1601_filtered.jpg

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遠州白熊、まるで風車みたいに捻じれた花弁が面白いです。
遠州は静岡県西部地方のことで、ハグマ(白熊)は「ヤク」という動物の白い尾のことです。



エンシュウハグマ-2.jpg

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花をよく見ますと3つの長い棒状の部分がありますが、これは筒状花と言いまして、それぞれに5枚に切れ込んだ花びらを付ける構造になっています。
つまり3つの花が集まっているのですね。


カシワバハグマ キク科 コウヤボウキ属

カシワバハグマ-770.jpg

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もう一つ「ハグマ」の名が付く花、柏葉白熊です。
エンシュウハグマとは別属のコウヤボウキ属で、筒状花が10本前後あります。
こっちは捻じれがバラバラで風車には見えないですね(^^)


posted by アシタカ at 21:21| Comment(2) | TrackBack(0) |

2016年10月01日

昼夜逆転室のゲッカビジンとハリアサガオ

京都府立植物園には、夜に咲く花を昼間見られるようにした昼夜逆転室があります。
今回はそこで撮った花を2つほど。


ゲッカビジン サボテン科 クジャクサボテン属

ゲッカビジン-1601_filtered.jpg

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今回も1円玉合成しました、月下美人、なかなかに大きい花です。
2時間前に来た時にはまだ蕾だったので、咲いたばかりだと思います。
メキシコの熱帯雨林地帯が原産です。
夜咲くので今まで撮れなかった花なのです、買ってしまおうかと思ってましたが、買わなくて良かったです(^_^;)


ハリアサガオ  ヒルガオ科 サツマイモ属

ハリアサガオ-1-770.jpg

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針朝顔、別名 アカバナヨルガオ(赤花夜顔)です。
茎に棘状の突起があることから針朝顔です、熱帯アメリカ原産。
アサガオとしてはちょっと小さめですね。

シンゴジラ、またIMAXで再上映してるみたいです。
IMAX、明るくてシャープで最高です、まだ観てない方はぜひどうぞ!(^^)


posted by アシタカ at 20:39| Comment(2) | TrackBack(0) |